【借金を回避】転職する前にしておきたいお金の流れと心構え

転職は借金をした理由のTOP10に入るほどリスクがあります。突然仕事をやめることになってからでは遅い!事前にお金の流れを知っておきましょう。

社会保険労務士は正社員の求人がたくさん?しかも年収も高め!?

最近、社会保険労務士の資格を取る事が密かにブームになっているそうです。社会保険労務士の資格を持っている人への求人も多く、独立すればかなりの年収を得られる場合もあります。試験は難しいのですが、資格をとってこれから真面目に仕事をしたい、転職したい、という人にはぜひチェックしてもらいたい資格です。

社会保険労務士 求人について

社会保険労務士とは企業の人材育成の補助を行います。経営効率化をするために人事・労務管理全般に関する問題点の指摘や改善策を企業に提案します。また、医療保険や年金制度などの相談も業務の中にあります。

社会保険労務士は就職・転職にも強く現在人気の職業です。
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社会保険労務士の求人
東京

indeedという求人検索サイトで「東京都 社会保険労務士」の求人を探すと正社員878件、アルバイト・パートで180件、派遣社員で79件、契約社員で62件ヒットします。(2016.5.1現在)正社員878件と軒並み多いのが特徴的です。

会社によりますが社会保険労務士を持っていると優遇される会社もあるそうなので正社員を考えているなら出来ればとっておきたい資格ですね。
大阪

同じくindeed、求人検索サイトで「大阪府 社会保険労務士」の求人を探すと正社員で186件、アルバイト・パートで58件、派遣社員で29件、契約社員14で件がヒットします。(2016.5.1現在)求人数は東京に劣りますが、正社員の多さは健在です。
名古屋

同じくindeed、求人検索サイトで「愛知県 社会保険労務士」「名古屋市 社会保険労務士」の求人を探しました。「愛知県 社会保険労務士」では正社員で148件、アルバイト・パートで37件、契約社員で8件、派遣社員で4件ヒットしました。(2016.5.1現在)「名古屋市 社会保険労務士」では正社員で96件、アルバイト・パートで23件、契約社員で7件、派遣社員 で4件ヒットしました。(2016.5.1現在)

やはり正社員が多数を占めるようです。また、会社の本部が集まっている都市部の求人が多いようです。
千葉

同じくindeed、求人検索サイトで「千葉県 社会保険労務士」の求人を探しました。正社員が87件、アルバイト・パートが50件、契約社員で34件、派遣社員が2件ヒットしています。(2016.5.1現在)

アルバイト・パートが増えているのが気になりいくつかの求人を見てみました。すると、どうやら社会保険労務士の補助として働くものが多いようです。資格を取ったばかりだし、1人で会社全ての保険関連、人事の相談事ができるかどうか不安、仕事内容の見本を見てみたい方はアルバイト・パートに応募しても良いかも。
広島

同じくindeed、求人検索サイトで「広島県 社会保険労務士」の求人を探しました。正社員 で51件、アルバイト・パートで15件、契約社員で7件、派遣社員で1件ヒットしました。(2016.5.1現在)他の都道府県の募集が多いので少なく感じますが、4月に新卒の社員を迎えてすぐの5月にこれだけあればよい方な気がします。
仙台

同じくindeed、求人検索サイトで「宮城県 仙台市 社会保険労務士」の求人を探しました。正社員で19券件、契約社員で4件、アルバイト・パートで4件ヒットしました。(2016.5.1現在)

社会保険労務士の仕事は保険の相談や人事の相談という事で本社の多い東京都や大阪府の方が需要があるのかもしれません。
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社会保険労務士の条件別求人
未経験、パート

上記のように社会保険労務士は正社員で雇われる事の多い職種です。しかし、社会保険労務士の資格を取りたての人や社会保険労務士業務を未経験、全く目にした事がないという方もいるかと思います。そのような方におすすめなのがパート、アルバイトの社会保険労務士募集です。

パート、アルバイトの募集の場合、社会保険労務士補助の物が多く、社会保険労務士を長年している人の仕事ぶりを見る事ができます。また、重要なポストではなく、こまごまとした比較的責任の少ない事務処理などを任せられる場合もあるので初めて社会保険労務士として働くには良いと思われます。

自分で独立して会社を立てるために社会保険労務士を取ったという方もこちらの条件の求人に応募する事をおすすめします。
社会保険労務士補助の求人

上記のアルバイトやパートの条件別求人以外にも契約社員や派遣社員で募集されている社会保険労務士求人があります。そちらも社会保険労務士補助の業務内容が多いので初めての人にはやりやすいかもしれません。

ただ、会社によって求人に期待する業務内容が異なりますので、きちんと求人を読んで応募しましょう。
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社労士の合格率の推移

社労士試験の問題は択一式の問題が7科目、選択式の問題が8科目で構成されています。それぞれの配点は以下の通りです。

択一式の問題が7科目(合計70点)
「労働基準法及び労働安全衛生法10問(10点)」
「労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)10問(10点)」
「雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)10問(10点)」
「労務管理その他の労働に関する一般常識・社会保険に関する一般常識10問(10点)」
「健康保険法10問(10点)」
「厚生年金保険法10問(10点)」
「国民年金法10問(10点)」

選択式の問題が8科目(合計40点)
「労働基準法及び労働安全衛生法1問(5点)」
「労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)1問(5点)」
「雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む。)1問(5点)」
「労務管理その他の労働に関する一般常識1問(5点)」
「社会保険に関する一般常識1問(5点)」
「健康保険法1問(5点)」
「厚生年金保険法1問(5点)」
「国民年金法1問(5点)」

合格基準はそれぞれの科目ごとに決められていて、どれか1つでも達していないと不合格となります。
25年

平成25年、2014年の合格率は5.4%でした。社労士は手軽に取得できるほど簡単な資格ではないという事を認識しておく必要があります。

合格するためにはある程度の勉強時間を作りましょう。最低でも8ヶ月から1年ほどの勉強時間が必要だと言われています。また、範囲が広いため独学ができないわけではありませんが、自信のない方はユーキャンなどの資格講座や社労士試験用の学校に通うのも一つの手です。
26年

平成26年、2015年はその前の年に比べれば高い合格率で9.3%でした。もちろん高い合格率ではないのできちんと勉強する必要があります。

時間がない人は独学になりがちですが、独学道場などで社労士試験のDVDやCDを扱っていたりします。完全に教科書を読んで、自分で過去問を全部解いて、という勉強方法より、ポイントを抑えてくれるDVDやCDを活用する方が効率良く勉強できる場合が多いです。

時間の都合で独学せざるおえない場合はポイントを抑えた効率の良い勉強をしましょう。
27年

平成27年、2015年の社労士の合格率は試験史上最も低い2.6%でした。これは旧司法試験並みで最難関の国家試験という事に。合格基準点は択一式試験で「45点」、選択式試験で4科目で「2点」の救済措置、「労働の常識」での「1点」の救済はなしでした。

社労士試験の平成24年〜平成27年の合格率の推移をみると

平成24年:7.0%
平成25年:5.4%
平成26年:9.3%
平成27年:2.6%

で合格率が各年ごとに高低を繰り返す結果となっている事がわかります。今年、平成28年の社労士試験はこの推移から見ると合格率が高いかもしれません。受けるかどうか迷っている人は受けた方がいいかも?ただし社労士になれる数はそこまで多くなく、試験者数が増えれば増えるほど問題が難しくなる可能性も。

ここまで合格率が低いと独学では中々受かるのが難しそうです。
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社労士試験の難易度
25年

平成25年、2014年は社労士試験の中で2番目に合格率が低く、問題が難しかったと言われた年です。選択式がかなり難しい問題ばかりだったようで平成25年の合格点数の基準が最も低い21点となったそうです。それでも合格者人数が大幅に減ったそうなので相当難しかったようです。テキストで勉強する際はこの年度の問題ができると自信をもてますね。

ちなみに社労士試験難易度の偏差値は60と言われています。大学で例えると同志社大学法学部や明治学院大学国際学部、東京理科大学理学部、千葉大学工学部、岡山大学教育学部、広島大学理学部あたりです。
26年

平成26年の問題は最近の社労士試験の中では難易度が低かったようです。ただそこまで合格者数が増えていませんのできちんと勉強する必要があります。

上記にも書いた通り半年以上の勉強時間をとり、勉強方法に自信がないのであれば社労士試験の予備校に行くなどして対策しましょう。
27年

平成27年の問題は難易度としてはやや難しいといったところでしたが、択一式試験はかなりのページ数だったようです。実際に試験を受けた方の中には時間が足りない人もいたそうです。早く問題を解く力を身につけるには平成27年の問題を勉強するのが良いかも?

ただし、合格基準点は問題が比較的優しかった平成26年と同じで最終的に受からなかった人が多く、過去最低の合格率をたたき出してしまったようです。
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社労士の試験の合格基準
25年

択一式試験では全部の点数を合計した「総合・合格基準点」は46点、科目ごとに最低取らなければいけない点数の「科目別必要最低得点」は4点でした。

選択式試験では「総合・合格基準点」が21点、「科目別必要最低得点」は3点でした。ただし、「社常」の科目は1点、「労災」・「雇用」・「健保」の科目は2点で合格だったようです。
26年

択一式試験では全部の点数を合計した「総合・合格基準点」は45点、科目ごとに最低取らなければいけない点数の「科目別必要最低得点」は4点でした。ただし、「常識」は3点で合格だったようです。

選択式試験では「総合・合格基準点」が26点、「科目別必要最低得点」は3点でした。ただし、「雇用」・「健保」の科目は2点で合格だったようです。
27年

択一式試験では全部の点数を合計した「総合・合格基準点」は45点、科目ごとに最低取らなければいけない点数の「科目別必要最低得点」は4点でした。

選択式試験では「総合・合格基準点」が21点、「科目別必要最低得点」は3点でした。ただし、「労常」・「社常」・「健保」・「厚年」の科目は2点で合格だったようです。
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社労士の年収
従業員10人の事務所の年収

社会保険労務士の平均年収は大企業、中小企業合わせて平均年収で670万円となっています。ただ、大企業の場合社会保険労務士の資格は持って当たり前という感覚があるらしく、そこまで給与に影響しないようです。中小企業の場合は重宝されるようで、一般の社員の月収に1〜5万程度プラスされる事が多いそうです。

資格の中で比べると給与を得やすい資格であると同時にリストラに合いにくい資格でもあります。大企業に勤める場合もリストラのリスク軽減は嬉しい特典です。また、社会保険労務士の資格を持っていても、その分野で働いていない、あまり仕事をしていない人も入った上で平均の年収を計算しているので、バリバリ働いている人はもう少し給与が良いと考えられます。

社労士は男性、女性共に活躍しており、士業の中では女性の割合が高い業務です。女性が得意とする作業が業務中に多くあるので、何か仕事にプラスになる資格を取りたいと考えている女性におすすめです。
独立開業している社労士の年収

上記のように会社に勤めている社労士の方は一般の給与体系に組み込まれるため、さほど給与が多くなるわけではありません。しかし、独立開業し中小企業の給与計算や社会保険の手続きを代行するなどの業務を行うようになると年収がかなり上がります。

独立している社労士の方は年収1000万円の方も多く、高額な収入を得られる可能性があります。社労士の生涯年収が平均で1億を越えるというのもすごいところです。
顧客が獲得できない事務所

独立したとしても必ずしも成功するわけではありません。しかし、社労士の場合食つなぐ方法があります。社労士の資格があれば社労士の講座の講師や役所・役場や公的機関で起こる失業保険などの労働法関連の手続きの補助をしたりできます。

また、繋がりがあれば企業に社会保険制度の説明をするといったセミナーの講師を勤める事もできます。
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まとめ

社会保険労務士の資格を得るにはかなり難しい試験をパスしなければいけませんが、独立成功するとかなりの年収になります。求人も多く何か就職・転職に役立つ資格を取ろうと考えている方にはおすすめの資格です。

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